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コラム

内視鏡検査後の運動再開〜いつから?どんな運動なら大丈夫?

大腸カメラ

内視鏡検査後の運動、いつから再開できる?

内視鏡検査を受けた後、「いつから運動していいのか」と不安に思う方は少なくありません。

検査の種類や処置の内容によって、運動再開の時期は大きく異なります。胃カメラのみの場合と、大腸カメラでポリープ切除を行った場合では、注意すべき点がまったく違うのです。

この記事では、消化器内科の専門医として、内視鏡検査後の運動再開について詳しく解説します。検査の種類ごとに、どのタイミングでどんな運動なら安全なのか、具体的な目安をお伝えしていきます。

検査のみの場合〜翌日から軽い運動が可能です

組織採取やポリープ切除を行わず、観察のみで終わった場合は比較的早く運動を再開できます。

検査当日は安静を保つことが基本です。鎮静剤を使用した場合、判断力や反応が鈍る可能性があるため、当日の運転や激しい運動は避けてください。

翌日からは散歩程度の軽い運動なら問題ありません。ただし、体調を見ながら無理のない範囲で行うことが大切です。

検査当日の過ごし方

検査後は院内で30分〜1時間ほど休憩していただきます。

帰宅後もゆっくり横になって過ごすことをおすすめします。重要な判断や会議、契約などは避け、できるだけ安静に過ごしましょう。自転車・車・バイクの運転も当日は控えてください。

翌日以降の運動再開

翌日からは通常の生活に戻れます。軽いウォーキングやストレッチなど、負担の少ない運動から始めてください。

デスクワークなど軽作業であれば翌日から可能です。体調に問題がなければ、徐々に普段通りの活動レベルに戻していけます。

組織採取を行った場合〜2〜3日は様子を見ましょう

胃カメラや大腸カメラで組織を採取した場合、少し慎重な対応が必要です。

組織採取では粘膜の一部を切り取るため、わずかな傷ができます。この傷が治るまでの期間、激しい運動は控えるべきです。

当日から翌日の注意点

検査当日は安静を保ち、入浴はシャワー程度にとどめてください。

翌日からは散歩などの軽い運動は可能ですが、腹圧のかかる運動は避けましょう。ジョギングやテニス、ゴルフなどのスポーツは2〜3日控えることをおすすめします。

食事と生活の制限

検査後は消化の良い食事を心がけてください。

刺激物や脂っこいもの、アルコール類は2〜3日避けるようにします。便秘にならないよう、水分は多めに摂取しましょう。

ポリープ切除後〜1週間は運動制限が必要です

大腸ポリープを切除した場合、最も慎重な対応が求められます。

ポリープ切除では腸壁に傷ができるため、出血リスクを避ける必要があります。腹圧がかかる運動や重い物を持つ行為は、1週間程度控えていただきます。

当日の過ごし方

検査当日は安静第一です。

お風呂は長風呂を避け、シャワー程度にしてください。大きなポリープを切除した場合など、出血の可能性が高い場合は翌日の診察が必須となります。

1週間の運動制限

散歩などの軽い運動は検査翌日から可能です。

しかし、腹圧のかかる運動は1週間避けてください。具体的には、ゴルフ、テニス、ジョギング、水泳、重い荷物を持つ作業などです。ポリープの大きさや深さによって制限期間は異なる場合があります。

旅行や出張の制限

1週間は海外などの遠方への旅行は避けてください。

遠方に移動してしまうと、万が一の場合に速やかで適切な処置が難しくなります。長時間の運転も出血リスクを高めるため控えましょう。特に気圧が変化する飛行機は避けてください。

運動の種類別〜再開時期の目安

運動の種類によって、再開できる時期が異なります。

ここでは、具体的な運動ごとに再開時期の目安をお伝えします。ただし、あくまで目安であり、個人の体調や処置内容によって変わることをご理解ください。

軽い運動(散歩・ストレッチ)

検査のみの場合は翌日から可能です。

組織採取やポリープ切除を行った場合も、翌日からの散歩は問題ありません。ただし、無理のない範囲で行い、体調に異変を感じたらすぐに中止してください。

中程度の運動(ジョギング・水泳)

検査のみの場合は2〜3日後から可能です。

組織採取を行った場合は3日後から、ポリープ切除を行った場合は1週間後からが目安となります。腹圧がかかるため、慎重に再開しましょう。

激しい運動(テニス・ゴルフ・筋トレ)

検査のみの場合は3日後から可能です。

組織採取を行った場合は3〜5日後から、ポリープ切除を行った場合は1週間後からが目安です。特に腹筋を使う運動や重い物を持つ筋トレは、出血リスクを高めるため慎重に行ってください。

こんな症状が出たらすぐに連絡を

運動再開後、以下のような症状が現れた場合は注意が必要です。

出血が続く場合(ティッシュで拭いても赤い血が出る)、強い腹痛・吐き気・発熱がある場合は、すぐに医療機関へご連絡ください。便が真っ黒、あるいはドロッとした赤い血が出る場合も同様です。

出血の見分け方

便に少量混じる程度でしたら問題ありません。

しかし、便器が赤くなるほど出血量が多い、あるいは出血が増えていく・止まらない場合には、すぐに当院までご連絡ください。出血リスクが高い場合は、検査後の説明時に詳しくお伝えします。

その他の注意すべき症状

意識がもうろうとする、冷や汗が止まらない場合も要注意です。

これらの症状が現れた場合は、すぐに医療機関へご連絡ください。当院で検査を受けた方には、緊急時の連絡先をご案内していますので安心です。

まとめ〜安全な運動再開のために

内視鏡検査後の運動再開は、検査の種類と処置内容によって異なります。

検査のみの場合は翌日から軽い運動が可能ですが、ポリープ切除を行った場合は1週間の運動制限が必要です。体調を見ながら、無理のない範囲で徐々に運動レベルを上げていくことが大切です。

不安な点や疑問があれば、遠慮なく医師や看護師にお尋ねください。安全に日常生活に戻るために、適切な指導とサポートを提供いたします。

大阪消化器内科内視鏡クリニックでは、内視鏡検査後のフォローアップも丁寧に行っています。検査後の過ごし方や運動再開について、ご不安な点がございましたらお気軽にご相談ください。

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著者情報

理事長 石川 嶺

経歴

近畿大学医学部医学科卒業
和歌山県立医科大学臨床研修センター
名古屋セントラル病院(旧JR東海病院)消化器内科
近畿大学病院 消化器内科医局
石川消化器内科内視鏡クリニック開院